イスタンブール（トルコ）

イスタンブールはトルコに位置し、現在はイスラム教の傘下にあると
思われがちですが、ここには東方正教会の総本山が置かれている、
キリスト教にとって大切な場所です。

イスタンブールは、その昔、当時の帝国（東ローマ帝国）がキリスト教を
国教に採用していたので、正教会ゆかりの建物が多く保存されているだけでなく、
多くの芸術作品も保存されているということもあり、観光客も大いに惹きつけます。

■イスタンブールに残された芸術作品

この地で一番名高いのは、「アヤソフィア」と呼ばれる大聖堂です。

ここは元々、キリスト教の聖堂として建立され、後にイスラム教のモスクとして
利用された、ちょっと変わった歴史を持つ聖堂です。

現在は博物館となっており、そこで私たちは多くの古来からのキリスト教芸術と
対面することができます。

そのアヤソフィアが旧正教会の総本山だったのですが、現在は、聖ゲオルギオス
大聖堂というところが、その役目を果たしています。

また、アヤソフィアに次いでキリスト教文化を沢山有するのが、カーリエ博物館
というところです。

元々、教会だった建物を博物館として利用しているこの博物館は、別名
「美術の殿堂」とも呼ばれていて、大規模なモザイク画を有し、人々を魅了
しています。

イスタンブールにはキリスト教の後イスラム教が入ってきて、キリスト教の町
とは呼べなくなりましたが、今でも訪れると、多くのキリスト教の伝統に
お目にかかれます。

Istanbul is located in Turkey and now it is thought to be under the umbrella of Islam, but there is the main center of the Eastern Orthodox Church, which is the important place for Christianity.

The Empire at that time, Eastern Roman Empire, adopted Christianity as the established religion in Istanbul, so that not only a lot of buildings but also many art works related to the Orthodox Church have been preserved, which attracts tourists significantly.

The most famous place is the cathedral called Hagia Sophia.

It is a cathedral with the somewhat strange history, which was originally built as a Christian cathedral and was later used as a Muslim mosque.

Now it is a museum, where we can find many Christian arts of ancient times.

The main center of the Old Orthodox Church was Hagia Sophia, but now it is St. Georgios Cathedral.

Also, the second largest place that has Christian culture after Hagia Sophia is Kariye museum.

This museum, which was originally used as a church and now as a museum, is also called a hall of arts and has large mosaic pictures, which has attracted people.

Istanbul was inhabited by Muslims after Christians, so it cannot be called a Christian city, but now we can still find many Christian traditions there.